5月25日(日)
昼下がり。有楽町シネカノンにて「マンデラの名も無き看守」を観た。
ネルソン・マンデラ生誕90年を祝しての映画。
全編通して主人公となる看守及び看守の家族の視点で描かれている。
あなたに逢って知った。世界は間違いだらけだと。
相互理解を阻む無知と偏見をうまく扱っているが
監獄前後のストーリーは描かれていないので時代背景を知るために
予めアパルトヘイトなど勉強していくほうがより分かりやすいだろう。
20世紀、物理的な戦争が世界的に拡大した時代
21世紀、もちろんその世界は続いている。
『Bloody Sunday Bloody』でボノは
「どれだけの間この歌を歌い続けなければならないんだろう」と歌った。
続いていく世界。悲劇が起こり続ける限り歌い続けること。
危機に直面しても絶望を感じても歌うことを止めてしまわないように。
マンデラの静かな正義に耐え(歌い)続けることの限りない強さを感じる。
そして長期に渡り世界最悪の制度とされたアパルトヘイトは廃絶された。
看守の心理状態の変遷などを通して総じて考えさせられる良質な映画だった。
--
